Webライターの募集に応募してみたけど、全然受からないんです。
なにか資格でも取った方がいいですかね?
資格はマストではないですが、目的を持って資格を取得することで「Webライターとしての市場価値」を高めることができますよ!
本記事では、Webライターの資格取得の必要性や取得する上の注意点、そしておすすめ資格を勉強法とともに解説しています。
ぜひ最後まで読んで、Webライターとしていいスタートダッシュを切ってくださいね!
Webライターになるには資格は必要?
結論、Webライターになるのに資格は必要ありません。
Webライターは「医師」や「弁護士」などのように名乗るのに資格や免許は必要なく、名乗った今日からWebライターです。
ただ名乗ったら誰でもなれるということは、それだけライバルの数が多いということです。
そのため、多くの初心者ライターは
- Webライティングの基礎を教えます!1記事2000文字以上の記事、1記事50円
- 文字単価0.2円~(10記事納品後、昇給の可能性あり)
といった「搾取案件」に疲弊し、Webライターを辞めてしまいます。
文字単価0.2円だと1記事3000字の記事を3時間で書いたとして
0.2円/文字×3000字/記事÷3時間/記事=時給:200円!!
です(泣)加えて、リサーチや見出しごとに画像選定まで必要なケースも多く、ただ働きのような案件もかなりあります。
実績を積まないと応募してもなかなか受からないので、発注者側に足元を見られているのが現実です。
最初からできる限り「良心的な」案件を獲得する可能性をアップするのが、「資格」です。
経験・実績>資格ですが、「基礎的な知識やスキルがあること」「Webライターとしてやっていくという意志」そして、「真面目さ」を伝えることができますよ!
Webライターが資格を取る上での注意点
ここで注意してほしいのが、「資格を取ること」が目的にならないようにすることです。
- Webライターとして必要な知識やスキルを身につける
- 専門性を高め、他のライターと差別化を図る
- 少しずつスキルアップするためのマイルストーンにする
など、経験や実績を積みながら、目的を持って資格を取得していくことをおすすめします。
Webライターに有利なおすすめ資格5選
ここからは、Webライターおすすめな資格を5つご紹介します。
初心者の方は1~3のいずれかから取得することで、基礎的な知識やスキルを身につけられます!
1、SEO検定
SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が運営する検定試験です。
1級~4級に分かれており、Webライターに必須の知識であるSEOについてレベルごとに学べます!
・4級:SEOの基礎知識(難易度:★)
・3級:キーワードリサーチと内部要因最適化(難易度:★★)
・2級:コンテンツSEOと外部要因最適化(難易度:★★)
・1級:ソーシャルSEOとモバイルSEO(難易度:★★★)
これからWebライターとして活動していきたい方には「4級」からのスタートがおすすめです!
多くの「高単価」かつ「良心的」な案件は、「SEO記事が書ける」ことを条件にしていることが多いです。
実績を根拠にアピールすることが一番ですが、SEO検定を取得することで、SEOの基礎知識があることをアピールできます。
SEO検定の勉強法
「①ダウンロード学習コース」or 「②公式テキスト」を買って対策
しっかりと知識とスキルを身につけ、確実に合格したい方は「①ダウンロード学習コース」を使って学習がおすすめです。
- 電子版テキスト(2年分)
- 電子版問題集・過去問(2年分)※172ページ分
- ダウンロード動画講座 ※計367分間分
- 受験料1回分
- 認定書発行料金
4級の場合、受験料5000円を含め、12,000円(税別)となっており、大変お得です。
各級のダウンロード学習コースの詳細はこちらから
4級ダウンロード学習コース
3級ダウンロード学習コース
2級ダウンロード学習コース
1級ダウンロード学習コース
例えば4級を飛ばして、3級に挑戦したい場合などは、「②公式テキスト」での対策がおすすめです!
受験したい級のテキスト・問題集と合わせて、3級の場合は4級のテキスト・問題集も取り組みましょう。
2、WEBライティング技能検定
Webライティング技能検定は、日本クラウドソーシング検定協会が運営する検定試験です。
- Webライターとして必要なスキルが身につく
- クラウドソーシング会社から紹介や単価アップ等の特典あり
- 月に1回、オンラインにて受検できるため、挑戦しやすい
合格率も55%と高く、特に未経験~初心者の方におすすめな資格です。
自己流で経験を積んできた、中級者以上の方も改めて基礎を体系的に学ぶことで得られるものも多いと思います。
Webライティング技能検定の勉強法
「たのまな」通信講座を受講する
Webライティング技能試験は、通信講座『たのまな』Webライティング講座で学習することができます。
完全オンラインの動画講座なので、仕事終わりや家事の合間に学習できますよ!
- Webライターとして必須な「読みやすい文章の書き方」
- SEOの知識やスキル
- Webライターの仕事の取り方やマナーなど
クラウドソーシングでの仕事の取り方や確定申告の知識も学べ、すぐにWebライターとして活動することができます。
3、Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、一般社団法人日本Webライティング協会が運営する検定試験です。
1回試験を受けると、点数に応じて1~3級、資格なしが判定されます。
- コピーライティング
- SEOの知識やスキル
- 法律や炎上対策
2012年から続いている比較的歴史ある検定です。
薬機法や著作権についてなど、Webライターとして必要な知識やスキルを幅広く身につけられます!
ただし、資格の有効期限は2年間、更新するには12,000円かかるので、その点を加味して受験するか決めましょう。
Webライティング能力検定の勉強法
Webライティング協会が販売する「公式テキスト(模擬問題付)」で学習する。
Webライティング能力検定に申し込むと、「公式テキスト(模擬問題付)」がデータで送られてくるので、こちらで学習します。
受験費用は公式テキストがついて「13,500円」教材も合わせての価格だと考えるとお手頃かもしれませんね。
確実に上位級を取りたい方に向けて、動画教材も用意されてます(別料金)
4、日本語検定
日本語検定は、文科省後援の日本語の能力を測る検定試験です。
語彙や漢字・文法など、普段当たり前に使っている日本語を改めて学ぶことで、Webライターとしての「基礎力」を身につけることができます。
試験は1~7級までありますが、Webライターとして仕事に活かしたいのであれば、社会人中級レベルである「2級」からの取得をおすすめします。
合格率は10%程度と他のWebライター系資格に比べ低いですが、しっかりと通信講座や公式テキストで学べば合格することは難しくありません。
日本語検定の勉強法(2級の場合)
「①生涯学習ユーキャンの講座」or 「②公式テキスト」で対策
合格率は10%ほどと高くはないので、より効率的かつ念入りに対策したい方は、①生涯学習ユーキャンの講座の受講をおすすめします。
日本語検定は公式テキストや問題集が市販で購入できます。何度も問題を解き、自然に使えるまで落とし込みましょう!
5、Webリテラシー試験
Webリテラシー試験は、株式会社ボーンデジタルが運営する、Webサイト・サービス構築に必要とされる標準的な知識を得られる資格です。
Webライティングだけでなく、Webに関わる「デザイナー」「ディレクター」「プロデューサー」の3職種の知識を網羅しており、クライアントとコミュニケーションを取る上でも役立ちます。
Web周りのスペシャリストを目指したい方は、Webデザインやディレクションに関する標準的な知識を得られるので、まずWebリテラシー試験の学習をしながら、興味のある分野を探っていくこともおすすめです。
Webリテラシー試験の勉強法
公式テキストで学習する
公式テキストを中心に出題されるため、購入し繰り返し学習しましょう。
公式HPよりテキストのサンプルを無料で見ることができるため、Webリテラシー試験が気になる方はぜひ一度見てみてください。
専門性を高められる資格もおすすめ!
上記の資格とは別にWebライターの【専門性】を高められる資格もおすすめです。
【Webライティングの知識・スキル】を【専門性】掛け合わせることで、より他のWebライターと差別化することができます。
ニーズがある専門性の例としては
- 金融やお金の知識:ファイナンシャルプランナー、日商簿記など
- 転職やビジネスの知識:キャリアコンサルタント、コーチング資格など
- 生活を整える知識:整理収納アドバイザー、節約生活スペシャリスト
など、様々です!
仕事で経験のある分野(例:銀行員→金融の専門家)があれば【Webライティングの知識・スキル】×【専門性】×【実務経験】のフルコンボで最強ですが、好きなことやこれから学んでみたいことでも十分です。
ぜひ自分と向き合いながら、専門性を高めたい分野をピックアップしてみてくださいね!
まとめ
Webライターが資格を取得することで、Webライティングの基礎や専門性を高めることができます。
「資格マニア」のごとく次々と様々な資格に手を出すのではなく、まずは1つ決めて資格取得に向けて学習してみてください。
実績を積みながら体系的に学ぶことで、より速いペースでWebライターとしてレベルアップできるはずです。
どの資格を取るか迷う方は、SEO検定もしくはWebライティング技能検定のページから覗いてみてくださいね!