海外ノマドに憧れるけど、どうやって収入を得ていけばいいのか思いつきません。
収入が途絶えないか、とても不安です。
海外ノマドとして海外で長期滞在するためには、PCとネット環境さえあれば稼げる状態をつくることが大切です。
コロナが落ち着き、再び注目されている海外ノマド生活。リモートワークやフリーランスの仕事も増え、一気に海外ノマドになりやすくなりました!
ただ、思いつきで安定した会社員の仕事を辞め、海外へ飛び出してしまうのは危険。特に、経済的な基盤を整えておくことが大切です。
本記事では
- 海外ノマドの特徴(向き・不向き)
- 気になるビザ事情
- 海外ノマドとして稼ぎやすい仕事
などについて、すぐに行動できるように具体的にまとめています。
ぜひ本記事を読んで、海外ノマドデビューに向けて一歩を踏み出しましょう!
海外ノマドとは?
海外ノマドとは、ノートパソコンとネット環境さえあれば世界中どこでも生活できる人たちのことを指します。
海外では、デジタルノマド(Digital nomad)と呼ばれています。
海外ノマドは、遊牧民(nomad)のように特定の住居を持たず、あちこち旅しながら生活しています。
フリーランスの人が多いイメージですが、まれにフルリモートの会社員の場合もあります。
コロナ禍で様々な仕事がオンラインで完結できるようになり、若者を中心に海外ノマドを志す人が増えています!
海外ノマドに向いている人・向いてない人
海外ノマドは「自由」「世界中を旅できる」などポジティブなイメージがありますが、向いている人と向いていない人がいます。
海外ノマドに向いている人
海外ノマドに向いている人は
- Web系のスキルや経験がある(もしくは身につける意欲がある)
- 不安定さを楽しめる
- 自律している
海外ノマドは、基本的にはオンラインでできる仕事を行い収入を得ます。
なので、少なくともPCを使った仕事に慣れている必要があります。実務経験があると、仕事の獲得がしやすいのでベターです!
また、「住む場所」も「仕事」も決まっていないため、かなり不安定です。その不安定さ「自由」と捉えて、楽しめるか?が向き不向きの大きなポイントです。
さらに、ただ楽しむだけでなく、仕事を収入を得て生活していく必要もあります。なので、自走ができる人かどうかも重要です。
海外ノマドに向いていない人
海外ノマドに向いている人の逆のタイプの人は、向いていない可能性が高いです。
- PC作業が苦手、もしくは苦痛
- 安定した生活が大事
- 人に管理されないとだらけてしまう
- 一人だと孤独に感じる
スキルや経験はいくらでも身につけることができるので、なかなか変えにくい性格や価値観的に向いているか?がより重要です。
向いてないかもしれないけど挑戦したい!ということであれば、日本で「お金」の不安を解消してから出発することをおすすめします。
定期的に収入が得られる見込みと十分な貯蓄があれば、安心感ありますよね!
海外ノマドは法律的に大丈夫?
海外に長く滞在するには「ビザ」がいるんじゃないの?
悪いことしてるんじゃ…?
など、海外ノマドの法律的に大丈夫かどうか心配する声もあります。
【結論】多くの国で、海外ノマドとして「一定期間」滞在することは可能です。国ごとに規定が違うので、しっかり確認することが必須です。
海外ノマドとして滞在する主な方法としては
- 観光ビザの期間内(短期滞在の場合、ビザなしでも可能な国もあり)
- ノマドビザ
上記2つがあります。それぞれについて、説明していきますね。
①観光ビザの期間内(短期滞在の場合、ビザなしでも可能な国もあり)
1つ目は、観光ビザの期間内で滞在するパターンです。日本のパスポートは最強!と言われており、短期滞在の場合、ビザなしでOKの国も多いです。
外務省ホームページには、2022年10月時点でタイやマレーシア、オーストラリアなど68カ国で短期滞在の場合はビザなしでOKとされています。(期間や目的の規定は国によって異なります)
ビザを取るにはそれなりにお金も手間もかかります。ビザなしで滞在OKの国にどんどん移動していけば、コストや手間を減らせますね。
海外は20ヵ国くらい旅しましたが、ビザなしで滞在できた国がほとんどでした。日本のパスポート様様ですね!
②ノマドビザ
ノマドビザがある国も、2022年10月時点で約50カ国あります。
コロナの大打撃を受けている観光立国を中心に、新たにノマドビザを始めた国もあり海外ノマドに憧れる人には大チャンスです!
まとまった期間1つの国に滞在したい人は、自分の住みたい国がノマドビザを発給しているか調べてみることをおすすめします。
魅力的な国がたくさんありますよ!
海外ノマドとして稼ぎやすい仕事5選
海外ノマドとして稼ぎやすい仕事の条件としては
- オンラインで完結する
- 時間と場所の制約がない
- ある程度、確実な収入が見込める
+α:海外ノマドの経験が活かせる
が挙げられます。
①と②はマスト、③は滞在する国でかかるミニマムな生活費は確実に稼ぎたいところです。
海外ノマドとして滞在する場合、ほとんどの国で現地で就労ができません。
なので、以下の職種をいくつか組み合わせる形で、収入が得られる状態をまずつくりましょう!
1、Webライター
Webライターは、ブログやメディアを運営する企業や個人事業主の代わりに文章を書く仕事です。
この記事のようなブログ記事だけでなく、インタビュー記事やLP(ランディングページ)の文章作成などの仕事もあります。
時間と場所の制約がなく、比較的稼ぎやすい仕事なので
何から始めたらいいかわからない。
という人には特におすすめの仕事です。
Webライターとして稼ぐ方法は、以下に詳しくまとめてます!
2、Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの企画・デザイン・制作を行う仕事です。
パソコンを使った制作物(名刺やパンフレット、ロゴなど)の制作をメインに活動している人もいます。
従来はWebサイトを制作するには、コーディングやプログラミングなど高度なスキルが必須でしたが、今はそこまで凝ったデザインや構造でなければセルフで作ることができます。
Webデザインについてはド素人ですが、このサイトもアイコンとトップ画像以外は自力で制作してます!
また、Webスキルを学ぶオンラインスクールが流行っており、女性を中心にWebデザイナーが溢れている状態です。
ですので、ただ「おしゃれなサイト作れます!」だけではなく
- 顧客の売上やアクセスアップに貢献
- 強みを見つけて、尖らせる
- SNSやブログでの集客を学び、実践する
など、Webデザイン+Webマーケティングのスキルや知識、そして実践が必須です。
でないと、安価な案件を大量にこなすことになり、一人ブラック企業化していきます。。
3、ブロガー
ブロガーは、自分のブログやメディアを運営する人を指します。
どこまで自分でやるかによりますが、サイト設計スキルやSEOを意識した記事執筆、サイトの分野に関する知識や経験など、幅広いスキルが求められます。
まとまった収益が得られるまで時間がかかりますし、文章を書き続けるのは大変ですが
- アフィリエイトやアドセンスなどの広告収入
- ブログを読んだ人からの仕事の依頼
- 自分の商品やサービス、コミュニティなどに誘導・販売
など、アクセスが集まるブログが作れれば「なんでも」できます!!
なので、WebライターやWebデザイナーで確実に収入を得ながら、空いた時間でブログを書いてみることをおすすめします。
「海外ノマド」そのものがコンテンツになるので、差別化するポイントにもなりますよ!
「Webライター×ブロガー」のメリットと始め方は、以下に詳しくまとめています。
4、インフルエンサー
インフルエンサーは、SNSやYouTubeなどで「影響力」のある人を指します。
明確な規定はないですが、フォローワーが数万~とたくさんいて、企業から依頼されるPR案件による広告収入や自分のコンテンツの販売がメインの収入源です。
ブロガーとの違いは、ブロガーが「コンテンツ」で勝負するのに対し、インフルエンサーは「自分そのもの」で勝負する点です。
外見や人柄、ライフスタイルのうち少なくとも1つはオープンにし、ファンを作っていく必要があります。
また、ほとんどのSNSは継続的に発信しないと「露出されにくくなる(いわゆる「アカウントが死ぬ」状態になる)」傾向にあります。
なので、継続的に発信できる=SNSそのものを楽しめるかどうかも重要です。
私は、SNS発信をメインに行っていた時期もありますが、自分を全面に出した発信にどうしても慣れず、約1年で辞めてしまいました…。向き不向きがとても大きい印象です。
5、商品やサービス販売
自分の商品やサービスをオンライン上で販売する仕事です。「売りたいもの」あるいは「売れるもの」があることが前提となります。
オンライン上での販売方法としては
- SNS経由
- オウンドメディア(ブログ)経由
- ココナラやストアカなどのプラットフォーム
など手段は様々ですが、①商品やサービスをつくる、②売るための「集客」の2つのノウハウやスキルが必要です。
いわゆるスモール起業と呼ばれるもので、ネットのおかげで資金がなくて始められるため、始める人がかなり増えています。
特に利益率が高いコーチやコンサルなど無形商材のサービスは多い印象です。
ブロガーやインフルエンサーとして、見込み客を集客できる媒体(ブログやSNSなど)やファンを育てていくことで、自分の売りたいものを売れるようになります。
自分にとって、続けやすいブログやSNSを地道に育ててみてはいかがでしょうか?
【まとめ】性質が異なる「稼ぎ方」を組み合わせよう!
今まで紹介した5つの仕事を組み合わせることで、収入を安定させたり増やしたりすることができます。
- Webライター×ブロガー(同じスキルを活かせる)
- ブロガー×インフルエンサー(ブログ⇔SNSの相乗効果)
- インフルエンサー×自分の商品やサービス販売(SNS経由で集客)
など、組み合わせることで【相乗効果】が狙えます。
まずは、自分の状況や得意不得意を考えながら、2-3個仕事をピックアップしてみましょう!
海外ノマドになるための最初の4ステップ
海外ノマドになるためには、まずはPC一台で収入を得られる状態をつくる必要があります。
特にノマドビザを活用する場合、定期的に収入がないと申請が認められない場合が多いです。
なので、ここでは海外ノマドとしてPC一台で収入を得るためのステップをご紹介します!
1、クラウドソーシングサイトに登録
まずは、クラウドソーシングサイトにいくつか登録しましょう。
クラウドソーシングサイトとは、クラウドワークスやランサーズといった仕事がほしい個人と仕事を依頼したい企業や個人のマッチングサイトです。無料で登録できます。
Webメディアの執筆業務やHP制作、オンライン事務など、様々な仕事が掲載されています。
手数料が取られるデメリットもありますが、未経験でも応募できる仕事もありおすすめです。
まずは登録してみて、どんな仕事ができそうか考えてみるところから始めましょう!
2、今持っているスキルで「稼ぐ」経験をする
フリーランスや副業として仕事を始めるとなると、「何かスキルを身につけなきゃ」と考える人も多いと思います。
間違ってはないですが、個人的にはまずは今持っているスキルで「1円」でも稼いでみることをおすすめします。
Webデザイナーになるために30万のスクールに通ったけど、なんか違った
となる人が大半です。(私もそう。笑)まずは自己投資だ!という言葉に騙されちゃだめです。
まずはクラウドソーシングサイトで、できそうな仕事に応募してみましょう!行動することで、見えてくるものがありますよ。
3、メインの仕事を決めて深める(仮でOK)
いくつか仕事をやってみて「無理なく続けられそう」「面白い!」と感じる仕事があれば、その仕事をメインに深めていきましょう。あとから変わっても大丈夫です。
よりたくさん収入を得るためには、実績を積むこととスキルや専門性を高めることが重要です。
まずは、メインの仕事を1つに決めて、実績を積みながらスキルや専門性を高めていきましょう!
4、その過程を「発信」する
最後は、1~3の過程=海外ノマドになるまでの道のりをブログやSNSで発信していきましょう。
目標に向かって努力している過程を見せていくことで、興味を持ってくれる人が出てきたり、有益な情報を得られたりします。
経験そのものがコンテンツ(=価値)です。
最初から「フォロワーを増やして、儲けるぞ!」と思って始めると疲れてしまうので、まずは「誰かに届いたらいいな~」と気楽な気持ちでOKですよ!
【まとめ】海外ノマドデビューを目指して、最初の一歩を踏み出そう
海外ノマドは興味はあるけど、大変そう!とハードル高く感じる人が多いと思います。
しかし、PCとネット環境さえあれば稼げる時代になった今、海外ノマドはチャレンジしやすくなっています。
- 国内でワーケーションしてみよう
- クラウドワークスで登録してみよう
- Twitterを始めて、海外ノマドの人をフォローしてみよう
など、ほんの少しでいいので最初の一歩を踏み出してみましょう!やってみることで、感じることや分かることが必ずありますよ。
ひとまず、どんな国に行こうか妄想してみるところから始めてはいかがでしょうか?